2015/11/02 22:31

 はじめてこちらには出店させていただくことになりましたKobe Select代表の高田です。宜しくお願い致します。ヨーロッパ、特に最近は北欧の食器や雑貨が様々な場所で見られます。私自身、休みがあれば食器を見回ったり、日本の陶器を見るのも好きなんです。20歳の頃よりこの世界に踏み入れ20年、日本の陶器は身近で親しみやすいのは当然でした。しかし、ヨーロッパの磁器に親しむ機会がなかなかありません。それもそのはず、学生の頃より英語は嫌い、世界史苦手の私には近寄りがたい存在でした。

ただ、私自身は絵を書いていたのでその勉強にと思いトラウマを持ちながら進んでいきました。
ヨーロッパ陶磁器を見たときの印象ですが、やはり華やかで光沢があり、表現豊かであるというのが第一の印象でした。そして、興味深かったのが日本の染付けをそのまま写したかのようなデザイン。これには不思議としばらく眺めていたのを記憶しています。私が最初に感銘を受けたのがイギリス、ロイヤルクラウンダービー社の「オールドイマリ」という商品でした。日本人が作ったかのような色、形をしており品格が漂う芸術品に思いました。ヨーロッパの陶磁器を調べていくと元は日本をルーツにもち、その日本は朝鮮、中国から良質の陶磁器を生み出していました。この東洋の磁器が1710年ザクセン王アウグストスⅡ世を魅了し王は錬金術師ベッドガーがに磁器を作らせました。それが世界的に評価の高い「マイセン」です。ヨーロッパ磁器はのマイセンの影響をうけたといっても過言ではありません。現在もひとつひとつが熟練の職人によって描かれ世界に2つとない商品となっています。